【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】稲田 明恵さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは。指導部の中野です。
先日行われました「Creative Solution Awards-2021 2nd Presentation-」の特別審査員としてお招きした、足立直樹さんに密着取材しました。
以下、総評抜粋。
みなさんお疲れさまでした。
最優秀をはじめ様々な賞の受賞おめでとうございます。そして今回残念ながら賞は取れなかったチームもありましたが、今回私たちも審査にすごく苦労したのです。みんなどれもいいなと。やはりそれぞれの良さがあって、比べられるものではない。かなり悩んで審査しましたので、もし自分たちが考えているような評価が得られなかったとしても、それは決してだめなのだということでは全然ありません。そして今までやった努力をさらにもっと大きく広げていただいて、今度は賞を取っていただきたいと思います。
最後なので夢のあることを言いたいのですが、職業柄できないのです。それはなにかというと、私はどうしたら世の中が良くなるのかという、持続可能な開発目標(SDGs)をなぜ世界中であらゆる企業がいっているのかというと、このままでは持続可能じゃないからです。持続可不可能なことが見えてきてしまっているので、だからなんとか可能にしなければならない。2030年というのも、ほんとうに重要な年なのです。これからの9年間にどうにかしないと、かなり深刻になることは残念ながら科学的に明らかです。それをどう変えるか。そこで私は最初に言った通り、デザインの力がほんとうに重要だと思っています。
今日一日皆さんの発表を聞かせていただいて、ポテンシャルがあることが十分わかりました。問題はそれをどう発揮していくかです。賞を取ったものを見ていて思ったのは、やはり自分の思いを本気でぶつけているところが強いなと思いました。技術やテクニックだけではなく、本気で実現しようと思っていないことは力がないのです。自分たちが本気でこれいいよなと思っているものは応援できるんですね。
皆さん若いので、仕事に就くと、下から始まるんですね。しかしそこで、下だからと遠慮してほしくない。というのも、なぜ企業や社会が今まで実現できなかったかというと、皆さんのような発想をきちんと生かせなかったからです。時間は残念ながらそんなにない。思っていること、実現したいことを全部ストレートにぶつけてほしいと思います。これからは最初からずっと全速力で駆け抜けてほしいと思います。ありがとうございました。
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