【学生記事】ストーリーを考える

デザイン・アート科3年 平岡です。

今回は私が作品を作る際に意識している「ストーリー」についてお話ししていきたいと思います。

皆さんは絵を描く時にどんなことを考えながら描きますか?
意外と何も考えずに描いているという方も多いのではないでしょうか。
ポスターや広告、商品などを作る際には必ず何かしらのコンセプトがあります。
私はいつもその中でストーリーを作ることを意識して作品を作っています。

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こちらは卒業制作のDMデザインとして制作したイラストです。

コンセプトは「ユーモアを飼い慣らす」。
「今ある常識にとらわれずに自分なりのユーモア見つけ、常識を変えていって欲しい。」
というメッセージを込めました。

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歩いている女性は聖書のイブをイメージしました。

聖書では蛇にそそのかせれて食べてはいけないと言われた果実を食べてしまいますが、
この女性は蛇の囁きに耳を貸すことはなく、自分の見ている方向にまっすぐ歩いています。
さらに、食べられるはずの果実(りんご)をペットとしてリードを繋ぎ、散歩をしています。
今ある常識(蛇)にとらわれずに自分なりのユーモア(りんご)を見つけ、
(りんごがペットなんてありえないという)常識を変えていく。

このように作品の中でストーリーを考えることで伝えたいメッセージもわかりやすくなります。

私はあまり情報量の多いイラストを描くのが得意ではないので、
いつも作品の中でストーリーを作り、シンプルなイラストでメッセージを伝えています。

今回はイラストについてのお話でしたが、企画を作る際にもこの考え方は役に立ちます。
「誰に」「何を伝えたいのか」をしっかり考えるとより魅力的な作品が作れると思います。
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