【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
講師の安達です。
Creative Solution Awards – 2nd Presentation-のメインビジュアルに、学生が授業の一環として制作・提案したものの中からデザイン・アート科2年生和泉 璃音さんのデザインが選ばれました。
今回は和泉さんに制作の背景についてインタビューしました。
講師・安達(以下、安達):このたびは採用おめでとうございます。ご自身のアイデアが採用されたと聞いた時、どんなお気持ちでしたか?
和泉 璃音(以下、和泉):すごくびっくりしました。けれど絶対DMデザインに選ばれたかったので、同級生には隠れて、選ばれるようこつこつと努力をしていました。なので、うれしかったです
安達:授業内で作ったものとはべつに、ご自身の時間を使ってブラッシュアップされたそうですね。
今回、DMのアイデアはどのようなところから生まれたのですか?
和泉:このDMを作った授業内で、先生から“夏らしいさわやかな色を使ってはどうですか?”とアドバイスをいただいて、そこから夏をイメージしたあざやかな色と、プレゼンテーションの楽しさを伝えたくて、また、はじけてほしい、はじけるといえばポップコーンだなと考え作りました。
安達:なるほど。何度も完成まで修正を入れるなかで、粘り強く取り組んでくれましたね。
アイデアやデザインを考えるときのために、普段から心がけていることはありますか?
和泉:はい、自分は主線のないやわらかいタッチが好きで、得意としているところなのですが、自分の満足いくデザインではなく、ほかの人が見て感動してもらえたり、いいなと思ってもらえるデザインにしようと心がけています。また、webサイトやSNSの広告で、いいなと自分で思うものをさがしたり、自分のいいねをもとに検索の候補で海外の方の作品が出てくるのを参考に見たりしています。
安達:それはとても良いですね。
では、続いてOCHABIの授業についての質問ですが、OCHABIはチームで取り組む課題も多いですよね。個人制作とチームワークの違いって感じますか?それぞれにきっと良い点や難しい点がありますよね。
和泉:個人の制作だと私は切羽詰まってから取り組む癖があるのですが、チームになると自分一人の責任ではなくチーム全体に関わるので、迷惑をかけないよう気を付けています。(入学して)最初のほうは、個人もチームもめんどうに感じていましたが、今はまったくなく、過程で難しいこともたくさんあるのですが、たのしくやっています。
安達:今までの制作で印象的なことなどありますか。
和泉:1年生最後のプレゼンテーションで、取り組み始めた最初はチームがばらばらだったのですが、最後のほうになるにつれて、一致団結して賞をめざし挑みました。その結果、賞をいただくことができて、泣きながら喜びました。
安達:なるほど。そうした学びもあるのですね。
和泉さんは今二年生ですが、これからのOCHABI生活でやってみたいことはありますか? 新しくチャレンジしたいことや、引き続きがんばりたいことなどもあれば教えてください。
和泉:プレゼンテーションで賞を目指したいです。自分の努力した結果が、かたちとなってわかるので。自分でもがんばったなと思えるように、これからも取り組みたいと思います。
安達:ぜひがんばってください! 何の経験が役に立つかはわからないものなので、やれることはすべてやるとよいかと思います。
では、そんな和泉さんに最後の質問です。ずばり、夢は?
和泉:まだ明確ではないのですが、見た人を思わず立ち止まらせて感動させたり、すてきだなと思ってもらえたりするデザインを作れるような人になりたいと考えています。
安達:和泉さん、どうもありがとうございました!