【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】稲田 明恵さんに密着取材しました(総評編)
3年学生記者の金田です。
現在、OCHABIのデザイン・アート科3年生と高度デザイン・アート科4年生は卒業制作展へ向けた商品企画を鋭意製作中です。
今回は、様々な商品企画の中から《インサイトが気になる!》デザイン・アート科3年木次さんの商品企画を紹介します!
木次さんが考案したのは、「和風×動物柄の風呂敷型エコバッグ」。
最近すっかり私達の生活必需品となったエコバッグですが、この商品は「エコバッグに商品を入れる時、”早く入れろ”という視線が痛い」というインサイト(Insight)から思いついたものだそうです。
そもそもインサイトとは何か、みなさん知っていますか?
OCHABI生なら聞き馴染みのある単語だと思いますが、これはマーケティング用語のひとつです。
直訳すると「洞察、眼識、見識」などの意味がありますが、マーケティング用語としては「消費者が無意識に抱いている本音を洞察する」というような意味合いで使われています!
マーケティング用語に詳しくない方へプレゼンテーションを行う際は、分かりやすく「気づき」という言葉で表現することもあります。
私も、スーパーなどの袋詰めを行う専用の台がある場所ではエコバッグを使いますが、例えばコンビニなどの、自分が袋詰めを終えるまで店員さんが次のお客さんを対応できないという場所では視線を気にしてレジ袋をお願いしてしまうことが多いです。
このインサイトを聞いてから自分の生活を振り返ってみると「確かに!」と思いましたし、共感する方も多いのではないでしょうか?
これは、消費者の潜在的なニーズを突いた面白いインサイトですね!
風呂敷型にすることで、レジに通した商品を風呂敷の上に置いていき、あとは縛るだけで簡単に袋詰めが終わります。
クマさんの柄もキュートで、同級生からも「可愛い!」の声を多数もらっていました。
木次さんの商品をはじめとした、私達の卒業制作展の作品は特設サイトで見ることができます!