好きなものを見つける

2年平岡です。
私がまだ高校生の頃、進路についてとても悩んだ時期がありました。
工業高校だったので周りは就職を希望する人が多く、私も一時期就職を目指していました。
元々、絵を描く仕事をしてみたいというざっくりとした夢があったのですが、
専門学校に行くには何か具体的に目指すものがないと、お金の無駄になってしまうのではと思い、
進学はあきらめかけていました。
それでも一度見に行った方が良いと、姉が美術やデザインの専門学校を調べて教えてくれました。
いくつか見に行ってみてもしっくりくるところがなく、最後に見にきたのがオチャビでした。
ちょうどアワードの時期だったらしく、学生のプレゼンを見させてもらいました。
そのプレゼンはとても面白く、私が高校生までやっていたプレゼンのイメージとは大きく異なりました。
統一感のある衣装を着て、劇のようなこともやっていました。
真面目なプレゼント比べて内容が入ってきやすかったし、プレゼンに集中できました。
その後も体験授業などを通して、この学校なら色々な道が選べるのではないかということで
進学を決めました。
そして入学後、すぐに知り合ってすぐのクラスメイトとチームを組み、
『笑わせる動画を作りなさい』という課題が出されました。
人見知りの私にはなかなか厳しい課題でしたが、
最初からこのような授業だったおかげで慣れるのも早かったです。
その後もいろいろな授業を通して自分のやりたいことはなんだろうと考えていました。
そして1stプレゼンを終え、私はやりたいことを見つけました。
それは空間デザインです。
プレゼンテーションの際には企画の魅力を伝えるためのディスプレイを作るのですが
それが本当に楽しかったんです。
そうして作ったディスプレイをクラスメイトや先輩方に褒めてもらえたときの嬉しさは忘れられません。
絵を描いたり商品を考えるより、与えられた商品の魅力を空間で伝える方が自分は好きなんだと気付き、
今は空間デザイナーを志しています。
このように、専門学校に入学してから、ただ流されるように生活するのではなく、
自分の好きなものを探し、夢を見つけることができれば 学校生活がもっと楽しいものになると思います。