【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】稲田 明恵さんに密着取材しました(総評編)
講師の服部です。
プレゼンテーションについての小話します。
前回は、自分のアイディアを相手に「プレゼント」する際に、
いかに本心から楽しそうに伝えることが大切なのかという小話をしました。
さて、今回は「プレゼント」といえば「サプライズ」ということで、
このサプライズ(驚き)を活用したプレンテーションのやり方を紹介します。
まずは、写真を見てください。
これも昨年、日光市役所に対して御茶美生が行った
プレゼンテーションのいち場面です。
前提として、このプレゼンテーションは日光市役所の皆様や、
関連企業の皆様の前で行われました。
想像するだけでも緊張する場面ですよね?
それではなぜ、このふたりは猿のコスチュームを着ているのでしょうか?
それは「日光」に対してプレゼンテーションしているからです。
詳細に言えば、世界遺産となった日光東照宮の三猿に扮しています。
実は日光からいらっしゃった皆様も
展開の予想できない学生のプレゼンテーションを前に緊張しているのです。
学生はこの「相手の気持ち」を敏感に感じ取り
これを逆手に取ったアイスブレイク(緊張を解すこと)を試みたのです。
日光の皆様が普段より親しんでいる事象を
敢えてユーモアを持って扱うことにより意表を突き、
相手の緊張を緩めて「プレゼント」が渡しやすい状況を創造しているのです。
ちなみにこの行動には、
三猿の内、二猿が学生で、最後の一猿が日光の皆様で、
プレゼンテーション会場に全員が集まることにより、
三猿が揃い、お互いに手を取り合って日光を盛り上げていきたいという
メッセージが込められています。
この後、実際にプレゼンテーション会場の雰囲気は緩やかになり、
お互いに取ってコミュニケーションが取りやすい状況が出来上がりました。
まさにサプライズ(驚き)だと思いませんか?
どうでしょうか?
プレゼンテーションに決まった方法はありません。
自分のやりたいことが相手にうまく伝えられないと思っているあなた。
ぜひ、服部に相談に来てください。