【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは。講師の小原です。
先日実施されましたCreative Solution Awards 2017 4th Presentationにて、特別審査員でお招きした
株式会社TENGA 広報宣伝部 工藤まおりさんに同行取材させていただきました。
真っ先に向かったのは株式会社オートバックスのブース。
中でもコーポレートカラーであるオレンジと黒をふんだんに配置した細谷くんのコーナー。展示のボリゥムもさることながら完成されたプレゼンテーションに関心しておりました。
続いてピジョン株式会社のコーナーへ。
ここでは並木さん、一戸くん、堀米くんの作品プレゼンテーションを聞きました。
そこで遠めにも気になったのが千代田区の企画を出している田中さんの企画。
田中さんは千代田区から提示された男女平等をテーマとした作品として、街中にあふれる標識などが、ほとんど男性をイメージする表現で作成されている点に着目したもの。
この作品は工藤さんのお気に入りとして最後まで残ることとなります。
丸善雄松堂のコーナーでは渋沢さん、上石くん、池田さんの作品へ。
今回特にこの丸善コーナーは展示の作りこみが天井付近まで届くような高さのあるものが並んでおり、いい空間を作っておりました。
大正製薬株式会社は栄養ドリンクのコーナーらしくパンチの効いたものが多かった印象があります。
そんななか、児玉さんの作品は、瓶をそのままおみくじで巻くというシンプルなスタイルと、プレゼン時のアイテム操作の手馴れた手つきにより、説得力がとても高くなりました。
パッケージデザインとしてのボトルラベルもとても魅力的でした。
1年生のコーナーではグループ制作、そして先日公開プレゼンテーションを終えたばかりのテンションをそのままキープしていたため、すさまじいエネルギーでした。
特別審査員の工藤先生が展示場に入る前から我先に、と声をかけようと待ち構えている様子には圧倒されておりました。あの気迫は1年生ならでは。だと思います。
この日、審査会と表彰式も開催され、表彰式では特別審査委員賞という賞があったのですが、合計3名いらっしゃった特別審査委員のうち、工藤先生から賞を受けた学生は、千代田区の企画において標識を扱った田中さんでした。
工藤先生のコメントは、ぱっと見でも分かりやすく、まさしくビジュアルコミュニケーションが成立し、なおかつ千代田区からの課題である、男女平等の問題にもこたえることができている作品で、とても印象に残ったことが決めてだったということです。