【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
1.100以上の選択科目 最大の特徴は、非常に自由度の高い時間割作成が可能なことです。 本校では100以上の講座を用意していますが、これらの科目は「必履修科目」(必ず受講する講座)、「選択必履修科目」(選択して必ず受講する講座)「自由選択科目」(制限がなく自由に選択でき る講座)の3種類に区分されています。 このうちの「選択必履修科目」「自由選択科目」は、自分の進路や適性にあった科目選択をすることができます。
2.系列について 学習の目安となるように「系列」を設定しています。八街高校の系列は下記の5種類です。これらの系列を目安にして科目を選択することで、おおきな方針をもった時間割を作ることができます。もちろん系列にとらわれず科目を選択することも可能です。
3.必履修科目「産業社会と人間」 この科目は総合学科の1年次に全員が学びます。自分を知り、社会を知り、自分の未来を考える科目です。社会人講話や企業見学、大学見学なども行います。自分の進路に応じた時間割もこの時間に考えていく総合学科ならではの科目です。
2017年11月22日(水)に千葉県八街にある千葉県立八街高等学校、総合学科のキャリア学習に御茶の水美術専門学校(OCHABI)が招待されました。今回、私たちは2年生のキャリア学習として「マーケティング」を指導してきました。大枠の授業名は「将来役立つスキルを身につけよう講座(アクティブラーニングの講座)」で、普段、絵を描き慣れていない学生たちに「ビジュアル・コミュニケーション」の手解きをしつつ、自分の考えやアイディアを論理的に構築する「デザイン・アート思考」の指導を行いました。今回の授業では、SDGsの「世界を変える17の目標」から「5.ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに14名3チームで取り組みましたが、初めはおっかなびっくりだった学生たちもマーケティングを進める過程でチームワークに慣れ、最終的にはプレゼンテーションまで行うことができました。これでこの社会課題への洞察を深めることができたのではないでしょうか。自然とリーダー的役割を演じていた学生も、そのリーダーをよくサポートしていた学生もまた再会できるのを楽しみにしています! 余談ですが、私たちの隣の教室に「マーケティング室」という表札があり、高校時代がらマーケティングが学べる環境が整っているのはステキだなと思いました。