特別審査員 山田優香里さんに密着!③

こんにちは! 講師の天満屋です。

前回に引き続き、最終回もユーモアデザインアワードの公開審査会の様子をレポートします。
私が密着したのは、ヴィレッジヴァンガードの山田優香里さん。

賞に選ばれるのは1つだけ。最後の決め手は、作り手が語る「商品の魅力」

前回の記事で紹介した2年生立石さんの「YUKICHI FURO」と3年生栁澤さんの「漢字eye」。
両方とも楽しいアイテムではあるのですが、類似品が既に存在しているのも事実です。
最終的には「既存の商品と決定的に違う魅力はどこか?」というポイントを
二人にプレゼンしてもらいました。



立石さんは
・既存の商品は、最後はお札が溶けてなくなる。私はお札が手元に残る、という部分にこだわっている
・既存の商品は樹木の香りがするが、私は金運アップによいとされるグレープフルーツの香りにこだわっている
・金運アップのアイテムとして売り込んで行けるのがポイント

というプレゼン。

栁澤さんは
・旅行中の気持ちを盛り上げる、楽しい演出にこだわっている
・漢字という日本(東洋)特有のモチーフにこだわっている
・持って帰った時に、どんな場所に行ったのかを思い出せるように配慮してモチーフの選定をしている
というプレゼン。



どちらも、こだわりのポイントがあるのですね。うーむ、悩ましい!

最後まで迷いに迷って、特別審査員賞<ヤマダユカリ賞>に選んだのは、
デザイン・アート科2年生 立石万里彩さんの「YUKICHI FURO」でした。




商品の価値がどこにあるのかを、より的確にアピールできたことが、受賞の決め手になりました。
栁澤さんも大健闘です。今回の経験を糧に、さらにアイディアに磨きをかけてください!

山田優香里さん、特別審査員をお引き受けくださりありがとうございました!