【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは! 講師の天満屋です。
寒かったり暑かったり、ブタクサで痒かったりしつつも、おでんやカキフライのおいしさに心踊る今日この頃。
さて、今週2年生たちが何をしていたのかというと、
・産官学連携:クライアントを訪ねてヒアリング。生の対話力を磨こう!
・「キャラクターデザイン」ザリガニワークスの武笠太郎先生が登場
という一週間でした。
まず産官学連携について。
企画の大詰めに向かう前に、各チーム続々と企業訪問を行っています。
学生たちは聞きたいことをリストにして、緊張の面持ちで出かけていきます。
クライアントと生身の対話をすることによって、課題文の背景にある想いや、学生の立場からはなかなか得にくい情報を引き出すことができますが、それをどのように受けとめ、企画に活かせるのかはこれからのがんばり次第。
そして今週はキャラクターデザインの授業がありました。ご担当いただいたのはザリガニワークスの武笠太郎先生。今回の授業では、産官学連携に向けた企画アイディアをキャラクターにしてみることが目標でした。
ザリガニワークスといえば、おもしろい企画やキャラクターで有名です。コレジャナイロボでは画期的なコンセプトメイキングでおもちゃ界に衝撃を与え、最近では石膏ボーイズで、往年の石膏像たちをアイドル化するという一見突飛な企画でまさかのアニメ化。
そんな先生ですから、いったいどんな授業をするのか…と興味津々の方もいらっしゃると思います。
武笠先生、授業中の表情は真剣そのものです。「キャラクターをつくる、ということは、企画のビジョンを明確にすること」という言葉から授業がスタートします。
学生たちは早速デザインにとりかかりますが、企画の目指すところが「なんとなくこんな感じになればいいと思う」というような曖昧さだと、デザインの拠り所がなくて、キャラクターの形も色も選べないのです。
そこでビジョンを徹底的に追及する必要に迫られますが、きちんと整理できてないと「なんとなく描いたキャラクター」というものが出来上がります。それでは人の心に響くキャラクターにならないんですね。武笠先生は、ビジョンの欠落したキャラクターは「魂がない」と言います。
その言葉を聞きながら、どうりでザリガニワークスの企画・キャラクターはおもしろいわけだ、と納得してしまう授業でした。
今回の産官学連携の結果は、3rdプレゼンで発表となります。
2年生たちは今回の発表で「企画の魂はどこにあるのか」という問いにどこまで答えを出せるでしょうか。
以上、今週の2年生でした。