表現を持ち寄ること

ありのまま、等身大の表現を持ち寄るのは、そう簡単なことではありません。
「自分をよく見せたい」「こう思われたい」という希望の姿は、誰しもが持っていて、自分の「興味」や「関心」が他の人とは違っていると思うと、知られると恥ずかしい、変な人に思われるのではないかというような感情が現れます。その状態は当然のことです。他の人と違っている奇異さ、それが全面に出ると見えてしまう明らかなる相違。「目立ちたい」というような特別な感情がなければ、しまっておきたいものです。でも、裏を返せば、その相違点は、個性なのです。他の人とは違った視点、考え方、解答に至る道筋、それらを織りなす自分だけが持っている「興味」「関心」が作り上げたものが個性です。だからこそ、持ち寄るのです。いきなりすべてを出す必要はありません。ちょっとした、私と私以外の違いを知り、その差を感じる。違いの面白さが見えてくれば、もうちょっと違う自分を出してみる。そういう繰り返しがやがて「ありのまま」の表現につながります。そうなれば、本当に強い個性を導き出せます。他と全く違った自分が見いだせるからです。だからこそ、OCHABIでは、持ち寄るのです。

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