【CSA -2024 3rd Presentation- 特別審査員】川﨑朱美子さんに密着取材しました(総評編)
こんにちは! 講師の天満屋です。
いよいよ夏休みですね〜。みなさんはもう予定は立てましたか?
私は電車と徒歩で行ける範囲でちょこちょこ出かけて過ごそうと思ってます。
ということで今年の夏休みのおでかけ第一弾は、目黒区美術館で開催中の『童画の国から-物語・子ども・夢』です。
タイトルからして素敵なのですが、フライヤーに使用されている絵が夢のように楽しそうで、今年の第一弾は絶対これだ!と決めていました。
(フライヤーは御茶の水美術学院側のカウンターにまだありますよ〜)
結論から言うと、かなりの見ごたえがあって大満足でした。
ひとつひとつ丁寧に仕上げられた原画は、優しさと緻密さに満ち溢れていて、楽しい夢に溢れた世界が描かれています。
しかしパネル類をじっくり読んでいくと、描かれた当時の暗い時代背景が、だんだんとわかって来ます。
絵が子どもに与える力を信じて疑わなかった二人の画家が、この展示の主人公です。
一人目は武井武雄さん。
子ども向けの本格的な絵「童画」を提唱した人物で、絵を描くだけでなく、協会を設立するなど精力的に活動した人物です。
絵の巧さはもちろんのこと、ユーモアに富んだ人物だな、と感じました。
二人目は初山滋さん。
武井武雄さんとともに協会設立に関わり、「童画」黎明期から武井さんの相棒のような人だったようです。
独特の視点と透明感のある色使い、とても繊細な画面づくりが印象的です。
上の二人に加えて目黒にゆかりのある秋岡芳夫さんの紹介もされています。
この方はプロダクトデザイナーとして有名なのですが、童画も描いています。
一般600円、学生450円(!)というお財布に優しい入館料でこの内容はすごいです。
目黒区美術館は、個人的に好みの展示が開催される事が多いので度々訪れていますが、
比較的空いていて、とても見やすいのでオススメです。
<会期>
2016年7月16日(土)〜2016年9月4日(日)
10:00〜18:00
<休館日>
月曜日
<アクセス>
http://mmat.jp/information/index.html