デザイン、イラスト 上達のコツ 2/3

こんにちは! 講師の天満屋です。
前回の記事では、上達の早い人は良いお手本を見つけていると書きました。
せっかくお手本を見つけても、ただ眺めているだけでは鑑賞者に過ぎません。
では、どのように見れば良いのかを考えてみましょう。


特徴② 上達が早い人は、よく観察している

模写は上達への近道のように言われますが、なぜでしょうか。
模写を真剣にやると、お手本の人がどのようにモノや空間を捉えているのかを追体験できます。
その作業を通して、自分自身のモノの見方も鍛えられるのです。
なので、なぞっているだけではなかなか上達しません。
何も描かれていない白紙に向かって、お手本をものすごくよく観て、そっくりに真似てみる。
そんな気持ちで全力でやりましょう。

どのような要素によって全体が成立しているのかを、一つ一つ分析しながらやると、模写に意味が出てきます。
構図のとりかた、形のとり方、線の引き方、スペースの設け方、明暗、色の扱い方などなど
イラストでもレイアウトでも、うまい人の意識の持ち方をいちいち観察している人は
上達が早いです。

次回の記事では、観察のとっかかりとなる
絵やデザインの要素についてお話しします。

title_上達のコツ-02