【CSA 2023 3rd Presentation 特別審査員】いしかわかずやさんに密着取材しました(審査編)
こんにちは。
講師の井口です。
前回から、現在就活中の人や将来クリエイティブ業界での就職を
考えている人に向け、就活のヒントとして企業から内定を獲得する
ポイントについて話を始めました。
前回は、内定獲得に影響する3つの要因として1.基礎、2.経験、3.外部
要因について概観をしました。
3つの要因の全てがなければ就職ができないということではなく、
これから紹介する事例と就職活動で自己分析など自分について考える際に
役立てて欲しいと思います。
さて、今日の事例はアルバイトです。
アルバイトやインターンはしておいた方が良いですか?という質問を受けた際に、
私はやっておいたほうが良いと回答をしています。その根拠となる事例の一つを
ご紹介します。
今日紹介する学生は在学中から飲食系のアルバイトを行っていました。
そのアルバイト先で学校で勉強をしている内容を話したところ、
アルバイト先の企業が雑誌編集などのクリエイティブ関連業務も行なって
いることを紹介してもらいました。
そこから少しずつイベントでのカメラマンアシスタントや編集作業補助など
クリエイティブ系のアルバイトをさせてもらえるにようになったようです。
卒業年次になり、就職のことを考えた際に、現在働いているアルバイト先で
そのまま就職をしたいとあまり悩まず思えたようです。
その理由はジャンルを問わず、自分がやりたいことを自分の責任ですることが
できる会社で働ける環境であることと、アルバイト先との信頼関係ができていた
ということがその理由だったそうです。
結果、スムーズに内定を獲得することができ、本人も満足しています。
■今回のポイント
さて、ざっとご紹介してきましたが、今回の事例のポイントは3点あります。
1.学生時代からアルバイトをしていた(経験要因:アルバイト)
2.実はアルバイト先企業がクリエイティブ系の業務も行っていた(外部要因:偶然・タイミング)
3.企業から信頼を得ていた(基礎要因・経験要因:意志・コミュニケーション力・スキル)
今回の事例のように、早めにアルバイトをするとどういうメリットがあるのでしょうか?
アルバイトやインターンをすると、業界が分かる、実際の経験を積むことができる、
今の自分に何が足りないか目標が分かる、ということや就職においては何より
「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが防ぐことができます。
在学中からアルバイトをすると、アルバイト先に就職できるわけではないので注意を
してください。
また、単にアルバイトをできれば良いのかというとそういうわけでもありません。
コミュニケーション力、表現技能、モノの捉え方などを学校の授業や普段の生活で
身につけておかなくてはそもそもアルバイトやインターンの面接で合格できません。
次年度卒業予定の人は早速学校の求人情報やネットなどをチェックしてみましょう。
それではまた。