こんにちは! 講師の天満屋です。
今日はミツワのソルベント(通称ソルベックス)を紹介します。
20年ほど前のデザイン事務所では、版下作成の際に
「ペーパーセメント(くっつける方)」と「ペーパーソルベント(はがす方)」を
セットで駆使しながら作業していたそうです。
紙の上で、デザインの要素を貼ったりはがしたりしながら、レイアウトを考えてたんですね。
今はPCで作業が完結しちゃうため、レイアウト作業ではあんまり出番がないソルベックス。
と思いきや、いろんな場面で役立つ優れものなのです。
【おすすめの使いどころ】
①シールはがし
家庭でも困ることの多いシールの貼りあと。
ドライヤーであっためてはがす、ガムテープでぺたぺたやる、など
様々な方法がありますが、私はソルベックスが最強だと思います。
糊部分にちょちょっとかけた後、専用のラバークリーナーや消しゴム、
いらない布などでこすり落とすと、ベタベタがとれます。
糊系を取り除きたい時は、ティッシュで拭くのはオススメしません。
②ガムテープやマスキングテープなどの貼りあと
マスキングテープも、長いこと貼りっぱなしにすると
貼りあとが残ってしまうもの。そんな時にもソルベックス。
ソルベックスのすごいところは、紙類にも使えるところ。
例えば、「3年前に買って使いかけになっているスケッチブックの裏表紙のボール紙に、
当時自分ではかっこいいと思って貼ってしまったステッカーを剥がしたい」
といった場合に、裏表紙のボール紙を傷めることなく、糊部分を溶かすことができます。
もちろん、材質によって合う合わないはありますので目立たない場所に一滴垂らして、
輪染みなどが発生しないかを確認すると良いと思います。
③文房具やPC周りの汚れ落とし
「手垢のついたキーボード」「刃に糊がついてしまったハサミ」「薄汚れた定規」なども
綺麗に落とすことができます。
キーボードや定規などはティッシュに含ませて拭きましょう。
【ソルベックスを使う際のポイント・注意点】
まず、揮発性・引火性が強いので、換気しながら火気に気をつけて使いましょう。
うっかり蓋を開けっぱなしにすると、容器がからっぽになってしまうほど揮発します。
注意しましょう。
また、指などにつくと皮膚が乾燥します。気になる人は手袋をしましょう。
使い始めは、丸缶を購入するとついてくるプラスチックの口を、カッターで斜めに切り落とします。
使う時はこの口に付け替えて、必要な箇所にちょちょっとかかるようにします。
あるいは、専用のディスペンサーを別途購入して、必要な量を移して使います。
このディスペンサーは「ぽっぺん」の要領で、ちょっとずつ液を出せる上、
なんだか見た目もオシャレです。
【ソルベックスのまとめ】
日常でも、制作作業の様々なシーンでも、意外と使いどころの多いソルベックス。
一本持っておいて損することはなさそうです。
私も自宅に一本に持ってますが、たまに使用するくらいだと何年ももちます。
興味のある方はぜひどうぞ。
それではまた!