立体工房レポート

皆さんこんにちは。講師の小原です。
今日は、季節柄、最近特に賑わっている立体工房の今を紹介します。
ちょうど3つの学年がバランスよく施設を使用している珍しい時期ですので、
各学年ごとに追って行こうと思います。

さて、学期末のこの時期は、残すイベントは卒業制作。
3年生は日々卒業制作の制作活動に追われています。

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これはクレヨンを作っているところです。溶かした蜜蝋と顔料を混ぜ、型に流し込むことでクレヨンができます。
もちろんこのシリコン型もこの工房で作りました。

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こちらは寄木。色々な異なる種類の木を寄せて圧着し、一晩置いてからカットする。
あくまでまだ素材の段階です。ここから何が切り出されていくのでしょう。

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金魚屋。ひたすら金魚の原型から複製したクリアレジンの金魚を磨いております。このヤスリの効率的な配置を見てください。
なんどもこの作業をする中で見つけた、最適な配置なのでしょう。
さすが3年生。

2年生は、学内のイベントごとこそ終わったものの、就職活動に向けて、
一層活発に動かねばならない時期となります。

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日本画を描きたいという彼は、初のパネル作り。
パネルはサイズが大きくなればなるほど、自分で作ったほうが、お金的に
浮きます。できるだけ浮かせて、絵の具や筆にまわしたいものです。

1年生は入学してから全力で駆け抜けた一年間を振り返りつつ、さすがに慣れてきた学校の工房をフル活用して自らのクリエイティブ欲を満たしたい時期です。

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立体工房といえばコレ。
ニッパー、ピンバイス、パテ、サーフェイサー、エアブラシ。そう、プラモデル制作はそのすべてのスキルを必要とするのです。
モノ作りの楽しさを、プラモデルにて知った学生も多いはず。
この一年、プラモにも使える技術もプロダクトで学びました。
施設開放期間です。思う存分、プラモに生かしてください。
※マスクは粉塵やシンナー対策の為のものです、ご了承ください。

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エアブラシはメンテナンスから掃除方法まで覚えて一人前です。
興味のある学生は気軽に声をかけてください。
彼は今日始めて本格的なエアブラシを使い、メンテまで完璧にしてくれました。

卒業制作展(3/11~3/13)が始まるまで、しばらくこのような感じで工房がにぎやかになることでしょう。
見学者の方、是非211立体工房にもお立ち寄りください。

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