2014年、日光交通株式会社様より「明智平ロープウェイのパンフレットをリデザインする」という依頼を受け、OCHABI有志のデザインチームが取り組みました。
採用デザイン案は、現在デザイン・アート科3年生の河内彩子さんが、1年生の春休みに制作したものです。
今回河内さんに、制作時のあれこれをインタビューして、3年生の今だからこそ思う、デザインへの思いも語ってもらいました。
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1 日光交通株式会社さまから、明智平ロープウェイのパンフレットリニューアルの依頼を頂き、4人の学生が有志で集いデザイン制作に取り組みましたが、河内さんはどうして参加しようと思ったのですか?
>私は1年生の企業プレゼンテーションで渉外担当をしており、
日光交通株式会社さまをご招待しました。
プレゼンテーションを通じて、私たちの発想や取り組み方に興味を持っていただき、新たなお仕事に繋がったことがとても嬉しかったので参加しました。
2 依頼を受けてからリサーチをするために日光に足を運んだそうですがどんなことをリサーチしましたか?
>明智平ロープウェイの魅力や特徴は何かをリサーチしました。
例えば乗り場にあるレストハウスの居心地、ロープウェイの外装、ゴンドラからの眺めなどです。
3 明智平ロープウェイを初めて見たときどんな印象を受けましたか?
>ゴンドラの色が赤く、車内も人が数人乗れるくらいで可愛かったです。山頂での景色は華厳の滝や中禅寺湖が一望できて、清々しく気持ちが良かったです。
4 チームでの制作だったと思いますがどのように進めていったのでしょうか。
>まず、チームで目標を決めました。
その後、完成までのスケジュールを立てて、試作を作り、先生に添削してもらうの繰り返しでした。
5 ブリーフィングではどのような話が上がりましたか?
>今まであるパンフレットをただ見やすくするだけでなく、持って帰ってもらえるようなものに工夫したいという話が出ました。
6 制作時、1年生だった訳ですが、パンスレット制作を通じて勉強したこと、また難しかったことはありますか?
>スケジュール通りに物事が進まないので、完成締め切り日は余裕を持って設定すべきだと痛感しました。
伝えたいことが分からなくなったり、デザインに落とし込むことができなかったり、行き詰まり方はいろいろありました。
7 河内さんのデザインが採用されましたが、感想や当時から2年経った今だからこそ提案してみたいことがあれば教えて下さい。
>採用されたことに関しては、驚きと感謝しかないです。チームメンバーに意見をもらって、自分にはない意見を取捨選択しながら進められて、チームで取り組む楽しさやありがたさも学べました。
提案してみたいことは、チーム全員で出したゴンドラ型のパンフレット案が気に入っていたので、ロープウェイの記念日や雨の日限定でもよいので、何かしらの形でお客さんの手元へ届いたら嬉しいです。