プロダクト ショップ&ディスプレイ

こんばんは、講師の小原です。

普段皆さんが、何気なく街を歩いていて、気になった店を見つける。
入ろうかどうしようか迷うけど、とりあえずまずは入ってみる。
そこには魅力的な商品が、綺麗に陳列されている。
物欲が沸く。
でも家に置いたら邪魔になるかな?いや大丈夫!ひとつくらいこういう
ものがあったほうがきっとこれからの生活は楽しくなるはず。

購入!!

はい、これは、誰になにを言われたわけでもなく、初見のお店に
入り商品を購入してしまうというこの流れ、
経験ありませんか?

実はこれは巧妙に計算されたモノの魅せ方にあるのです。

分析すると、

1・注目(Atention)→2・興味(Interest)→3・欲望(Desire)→4・検討・記憶(Conviction・Memory)→5・購入(Action)

と、専門用語で言うとAIDMAの法則という購買心理の法則に基づき、
お店が展開している戦略なのです。

もちろん、商品である「モノ」が魅力的であることは大前提です。
そしてそれをよりよく魅せるために必要なものが、上に書いたAIDMAの
法則なのです。

皆さんは「展示」をする機会が多いと思います。

「モノ」を作りつつ、その「モノ」自体も、展示全体の展開を考えて作ると
一層魅力が上がります。
さらに皆さんの「展示」では、それら陳列物+「プレゼンテーション」が
できます。
これは、怖いもの無しではないかと思います。

ショップ&ディスプレイでは、一番見て欲しいものに焦点を絞らせるショップ展開、さらにはその中にある個々の陳列の仕方などが学べます。

普段みなさんが普通に感じている「心を動かされる」という行動は、
なんと、専門知識を得れば意図して「心を動かす」ことができるようになる
のです。

ただし、メインである「モノ」が、大切なのは言うまでもないですが、

数ある企業も、自信をもって打ち出した「モノ」をさらにAIDMA武装して
店舗に配置しているのです。

これは、「展示」においても、同じことです。
キャプションが曲がっていないか、綺麗にカットできているか、電気コード類
がはみ出していないかなど、「展示」ブースの隅々にまで気を遣うことが、
まずディスプレイをよりよく魅せるの心得ではないでしょうか。

今日は三角形構成に基づいたディスプレイの図面を描きました。

三角形構成についてはまた後日書きたいと思います。
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