【ENRICHING】人類史は全てデザインの歴史

第2章 デザインの本質とは

「不快を快に変える」。デザインの本質はサバイバルです。人類は生き残るために様々なものをデザインしてきました。石で石を砕いて創った矢尻や槍を遠くに飛ばす投擲具のデザインも、食糧確保の効率を劇的に上げるためでした。これはプロダクトデザインの始まりを意味します。古代の洞窟壁画はグラフィックデザインの始まりであり、絵を通じたコミュンケーションの始まりであることを意味しています。人類は、その始まりからデザインと深くかかわっています。
・原始時代 ショーヴェ洞窟壁画( 紀元前32,000 年) 生死サバイバル画
・古代エジプト時代( 紀元前3,000 年) 永遠の生命と死
・古代ギリシャ時代(紀元前数百年) 絶対的な美の追求
・中世時代(1 世紀) 宗教と神
・ルネサンス時代(14 ~ 16 世紀) 知性の発展
・バロック時代(17 世紀) 権力と宮廷画家
・ロマン主義の時代(18 世紀) 市民と革命
・印象派の時代(19 世紀) 写実からの独立
・モダンアートの時代(20 世紀) アバンギャルド 反体制
・コンテンポラリーの時代(20 世紀) 価値観の再構築
・消費の時代( 現代) 大量生産とデザイン、アートの多様化

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