講師の小原です。
一年生、デッサン初回は
【脱・夏休みぼけ】 です。
デッサンは、基礎体力をつけるべく毎日毎日ジョギングするように、続けて
いくことが大切です。
夏休みを経て、前期授業で覚えたことが薄くなっている方も多かったのではないでしょうか?
もっとも、「夏休みの宿題」としてスケッチブック一冊に継続してデッサンを
続けていた方は前期のテンションのまま後期のスタートがきれたと思います。
さて、一年生後期デッサン初回は「サザエ」です。
しかし突然サザエを描き始めるわけではありません。
ベーシックシェイプである立方体、球体、円柱、円錐をもう一度おさらい
してからのスタートとなりました。
そもそも「サザエ」はほぼ円柱と円錐の組み合わせでできています。
それらを理解することにより、形態感の把握、光と影の設定、バリューの
濃さ、薄さを理解しながら描くことができます。
手が慣れてきたところで、本日の主役、「サザエ」の配布です。
※フジツボが大量についているものは難易度も高く、敬遠されていました。
いざ描き始めてみると、「サザエ」のどの部分に魅力を感じているのか、
皆さんの視点は様々。
それは「サザエ」の置き方でわかります。
あとはその狙いを描けるかどうかですね。
夏休み明け初のデッサン授業でしたが、皆さん出来はよかったのではないでしょうか。
宿題を見ても、初めの頃に習ったことを振り返りつつ描けている学生も
多かったです。
あとは自然とそれらができるようにひたすら練習あるのみですね。
写真は講評風景、
あ、あとこれはとても大事なポイントですが、講評で初めて遠くから自分の
作品を見て直したい箇所を発見しても遅いです。
描いている段階で頻繁に離れて見る癖をつけましょう。
離れる=2メートル以上ですよ。
自分の作品を客観視できるようになりましょう。