【ENRICHING】リーダーは激しい状況の変化、 つまり新しい情報に常にさらされている。

第1 章 新しいリーダー論

逆にリーダーは外世界に向いています。リーダーは自分以外の外世界が、常に激しいスピードで変化していることを学習し終わっています。関心の中心は、自然と「その変化の兆しを知らせる新しい情報」です。

そして、その新しい情報を取り入れることが、自分の考え方を組み替えることを知っています。考え方を変えるというのは、すでにストックした知識や経験則や技術を全て捨て去ることではなく、新しい視点(考え方)によって「情報の組み替え」を行うことだと知っています。そのために積極的に新しい情報を取り入れます。

スタッフにリーダー的思考が少ない場合、組織全体が新しい考え方にシフトすることに非常に時間がかかることになります。優れた中核的リーダーほど、そのことを良く知っていて、常に早めに手を打つ必要を感じています。変化こそが生き延びることができる、唯一の戦略だからです。

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