企画書デザインのポイント 3/4

こんにちは。講師の青木です。
前回の記事で企画書デザインをするにあたっての自分なりの条件を定めました。
以下の3点です。

①説明の順番を整理する。←まさに新洞記者が頭を悩ませていたところです。
②信憑性を与えるよう工夫する。←嘘っぽい企画書ってイヤですよね。
③それでいて飽きさせない!←淡々と説明されても、会議で頭に入ってきませんよね。

今回は【②信憑性を与えるよう工夫する。】に関して、具体的な技術を紹介したいと思います。
当然、信憑性の高い企画書には下調べをして、根拠のある情報を集め
データ解析や図が入っています。
それに加えて見た目でも信憑性を高めることがデザイナーにとって大切です。

そこで、選び方で人に与える印象ががらりと変わる「書体」に注意してみると良いでしょう。
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まるっこい文字の企画書と明朝体のキリリとした企画書では明朝体の方が
信頼出来そうな気がしますよね。でもここで様注意です。
明朝体は横の線が細いという特徴があります。
企画書は場合によってはプロジェクターで投影する可能性があります。
その時に線が細いと上手く映らないマイナス点があるのが明朝体です。
ですので、太い明朝体を使うか、ゴシック体で統一してみてはどうでしょうか。

さらに想像してみましょう。
前のページでは明朝体、次のページではゴシック体というように
ページ毎に書体が変わったら、見ている人はなんだか落ち着かない気持ちになりますよね。
なので、企画書の書体は統一して、大切な箇所だけ太くするとか、大きくするとかして
メリハリをつけると良いでしょう。
これは「レイアウト」でも言えることです。
ページによって紙の上下左右の空きがバラバラだとこれも落ちつきません。
空きも基本は統一しておくと見やすくなり、そうした見やすさが信憑性に繋がります。

次回は【③それでいて飽きさせない!】ための技術について書きたいと思います。