企画書デザインのポイント 2/4

こんにちは。講師の青木です。
前回の記事で企画書デザインをするにあたっての自分なりの条件を定めました。
以下の3点です。

①説明の順番を整理する。←まさに新洞記者が頭を悩ませていたところです。 
②信憑性を与えるよう工夫する。←嘘っぽい企画書ってイヤですよね。 
③それでいて飽きさせない!←淡々と説明されても、会議で頭に入ってきませんよね。

今回は【①説明の順番を整理する】に関して、具体的な技術を紹介したいと思います。 
これは新洞記者の写真にもあるような「ラフスケッチ」が有効です。 
20150106HP記事用2つ目_2

新洞記者はチームで共有する目的から、A4の紙1枚につき1ページのラフを描いていますが、
もっと小さく描く「サムネイル」でも良いと思います。
(サムネイルとは「親指のツメ」くらい小さいという意味です。)
幾つも描き、順番の整理をしましょう。
オーソドックスな順番は起承転結です。

起:【何の企画なのかの説明】を書き、
承:  これまではこうだった、と【現状を踏まえ】
転:【自分の企画はこう】ですよ、と訴え
結 :   文字どおり【まとめ】を行います。

ここでポイントなのが、「承」の【現状を踏まえる】で、
「これまでの何が問題なのか」を明確に示す必要があります。
これがないと、企画の要となる「転」である「自分の企画」が有効なのかどうかが
判断出来なくなります。
インパクトを与えたいなら、いきなり「転」を伸べ、その後「起」「承」「結」という
流れでも良いかもしれませんが、まずは基本の形で並べてみるのがおすすめです。
華やかな完成物の裏には地道な作業があるのですね。
ここで手を抜かないことが、後々の時間短縮になります。頑張りましょう!


では次回は【②信憑性を与えるよう工夫する】ための技術を紹介したいと思います。