大胆な取り組み!『キャリアデザイン』の授業は、なぜ外部から講師を呼んだのか?(第1回/全10回)

「御茶美生を全員起業できるくらいタフに育てたい。」
学校からの依頼があり、最終学年3年生を対象にした『キャリアデザイン』の授業を週に1日担当することになりました中川ケイジです。
普段は自分でビジネスをしているので、僕は起業家であって学校の先生ではありません。
もちろん、今後も学校の先生になる予定は全くないけれど、こうして一般的な学校の先生ではない外部の人間に非常勤講師を依頼してくることに、御茶美という学校の本気を感じました。なぜなら社会人になる=働く、ということは学校の中だけでは学べないことが多く、社会のリアルな声を聞きづらいものだから。それを学生に伝えようとするなんて、保守的な学校が多い中で、思い切った判断だと思います。まさにハイリスクハイリターン。
 
僕自身、最初のキャリアは、4年制大学の卒業してから美容師になるというとってもアウトローな選択をしたので、基本的に学校で学ぶことはあくまで知識と練習であって、社会で通用するモノではないことを身をもって体験してきました。学校で真面目に勉強することにはとても意味はあるものの、自分の頭で思考して、行動しない限り、残念ながら社会から必要とされにくい。厳しい話ですが・・・。

就職活動とか、社会人になるってなんだかつらいイメージがあるけれど、まわりの皆と同じように「しなくちゃいけない」と足を引きづりながらやるのか、この機会を楽しんでガンガン思考して行動するのか、で大きく結果が違ってきます。何も就職率を上げたい訳じゃなく、「自分で思考して行動する力」を身につけることがこの『キャリアデザイン』の授業の大きな意義なのです。

授業は半年で全9回。どれだけ学生に違う角度から世界を見せてあげられるか、そして学生自身がどう変わっていくのか。さてさてどうなるのでしょうか。