工房作業 ルーターメンテナンス

こんにちは、小原です。
今日は立体工房において、ルーターのメンテナンスをいたしました。
ルーターとは、分かりやすく言うと歯科医が歯を削るときに用いるあの道具。
その、モデル制作用です。
歯医者さんでは、削りカスや余計な水分を、助手の方がホースで随時吸い取ってくれますが、
モデリング制作においては、ある程度は吸塵機が吸い取ってくれるものの、
少なからずルーター本体の回転部や、モーター本体に入り込んでしまいます。
すると、だんだんと回転効率が悪くなり、最後には動かなくなってしまいます。
まして、学校の備品は、個人が家で使用するものに比べ、使用頻度があきらかに高く、故障の周期も近いのです。

ですので、日々のメンテナンスが必須になります。
メンテナンスをすることで、ベアリングの磨耗も減り、より長く快適に
使うことができるのです。
それらの作業を学校でやっております。

20150730_hp1_kobaraばらし

なぜなら、一度修理にだしてしまうと、その間台数が減り、使いたい人が
限られてしまうからです。
なるべく故障しないように日々努力しておりますが、ここでひとつ、学生の皆様にもできることがあります!
それは、ルーターを使用したら、使用後に「掃除機でルーター全体の粉塵を吸う」
これだけで飛躍的に故障の頻度はさがります。

メンテナンスの手順としてまずは
1・ルーター全体の粉塵を吸います。
2・次にばらして内部の粉塵を吸います。
3・そして駆動部分をシンナーに浸し、内部の汚れを溶かしだします。
4・そしてオイルに浸し、駆動部分を保護。
5・仕上げに余分なオイルをふき取り、組み立ててメンテナンス完了。

この1の工程を常に使用後に行うことが重要なのです。

工房でルーターを使う皆様、よろしくお願いいたします。