棒人間で伝えるリアリティ【ENRICHING】

”この記事は、文部科学省における、平成26年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業の成果から抜粋しています”


人を描く時、背骨、肩や腰の傾き、関節の【動き】だけを描いたシンプルな絵で、状況や感情をリアルに伝えることが出来ます。

【動き】や【プロポーション】を描くだけでも特徴(~らしさ)を伝えることも出来ます。
肩、肘、背骨の付け根、骨盤の向きなど、ポイントとなる箇所を押さえて線でつなぎ、ぐるぐると筋肉をつけます。
例えば、線だけで描いた棒人間ふたり。何をしていると思いますか?

11081381_983145531696735_5196651899358991910_n
表情もコスチュームもないけど、筋肉がしっかりついた男性がボクシングをしているように見えます。

次にこちらの棒人間。
11112538_983145565030065_1589352745748645396_n
こちらも具体的な描写がないけど、軽やかに走りながらドリブルをする人に見えます。

最後にこちら。
11070416_983145611696727_455922511481616893_n
るんるんと嬉しそう、仁王立ちで怒ってそう、シクシクと悲しそう、わ~いってして楽しそうというように、感情が見えてきます。