学生がユーモアをテーマに企画・商品開発し競い合う祭典!「HUMOR DESIGN AWARDS」5/30~6/1開催
産官学連携授業
講師の服部です。
今回は、Vコンテについて小話をします。
みなさんは「絵コンテ」という言葉を知っていますか?
「画コンテ」と漢字を変えて表現することもありますが、
「コンテ」は英語の「continuity」をカタカナ英語に変えたもので、
「連続、継続、ひと続き」さらには「台本」といった意味があります。
「絵コンテ」は、アニメーションを制作する前に、
そのアニメーションの全体像を把握する為に描くことで知られていますが、
敢えて短く表現すれば、吹き出しのないマンガのように描く「映像の台本」と言えます。
では「Vコンテ」は何の台本なのでしょうか?
「V」は「Video」の略で、カタカナ英語に変換すると「ビデオ」になりますね。
そして「ビデオ」には「映像」という意味があります。
つまり「絵コンテ」は絵で描く「映像の台本」と言えるのに対し、
「Vコンテ」はその映像で描く「何か」の台本なのです。
御茶の水美術専門学校では、この「Vコンテ」を
規定の時間内で自分たちが考えているアイディアを他人に伝える行為、
つまり「プレゼンテーション」の全体像を把握し、
その効果を自分自身で客観視して検証する台本として用いています。
つまり「Vコンテ」は「プレゼンテーションの台本」なのです。
写真を見てください。
これは学生が「プレゼンテーション」の練習をしている場面です。
これを正面からカメラで撮影するだけで「Vコンテ」は出来上がります。
しかし、この「Vコンテ」から得られる情報は多く、
例えば、自分たちのアイディアは、伝える相手にとって適切な順序でわかりやすく話されているか。
背景に映る映像とプレゼンテーター(発表者)の配置は、伝える相手にとって見やすい位置であるか。
自分たちの服装や話し方は、伝える相手に好感を待たれるものかどうかといったようなことが、
いずれも「Vコンテ」を見直すだけで、すぐにわかります。
これから、忘年会や新年会といったイベントが続きますね。
何か「サプライズ」を企んでいる方は、ぜひ「ひとりVコンテ」制作をしてみてください。
昨年よりすべらない「サプライズ」になるはずです。
そして「サプライズ」が成功した暁には、よい思い出として記録に残りますし、
ネタ帳としても役立ちます。
自分のやりたいことが相手にうまく伝えられないと思っている方は、
ぜひ、服部に相談に来てください。
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