こんばんは、講師の小原です。
先日、後期授業終了に伴い大掃除をした立体工房。
本日早速、卒業制作の作業の為学生が来ておりました。
大掃除に際に、工房のもはやシンボルと化している2013年に卒業した学生の卒業制作のクジラが、これから工房で制作する学生を応援してくれるようにと学生によって期間限定で工房の中央に置かれました。
そのクジラに見守られながらシリコンで型どり作業をしている3年生。
同じ形を複製するために、一番最初に大変な型取り作業がありますが、一度型ができてしまえばあとはひたすらキャスト(2液性樹脂)を流し込むだけで複製が可能になります。
この作業には片面取りと両面取りがありますが、今3年生がやっているのは両面取り、少し難易度が高い作業です。
彼女は少し前の青木先生の記事でアクセサリーを作っていた学生です。
アクセサリーの時には片面取りでしたが、今回は両面取りに挑戦します。
さて、片面取り、両面取りの違いですが、簡単に説明しておきます。
片面取りとは、いわゆる板チョコの型ように片方の形だけを取る方法、両面取りとはたい焼きの型のように両面の形を取る方法です。
より詳細な型取りスキルを知りたい方はモデリングゼミの受講をお勧めいたします。
この卒業制作の作品の、今後の経過が楽しみです!