【CSA 2nd Presentation 特別審査員】株式会社電通 Creative Director 浜島達也さんを密着取材しました!(審査編)

こんにちは、指導部佐々木です。
本校イベント「Creative Solution Awards -2019 2nd Presentation-」の審査会でお招きした特別審査員のお一人、浜島達也さんの審査のご様子をレポートします。
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浜島達也さんは日本のトップ広告代理店 電通のCD(クリエーティブ・ディレクター)。「世界は誰かの仕事で出来ている」という名コピーで一世を風靡した山田孝之を起用した缶コーヒージョージアのTVコマーシャルなどが有名。CDという仕事は、大きなキャンペーンで全体を統括して成功に導く役割、経験豊かな優れた実績をもつAD(アートディレクター)などから抜擢されるまさに日本の広告業界のトップランナーなのです。 そんなプロ中のプロ浜島さんの審査をアテンドして気づいたことは、些細なことでも聞いて確認するという態度でした。つまり平凡な奇をてらわない質問力とでも言いますか、そんな能力が卓越しているのです。「こんなこと聞いたら恥ずかしいかも、カッコ悪いかも」と言ったためらいが一切なく、気づいたことは、まず聞く。いわば、当たり前に思われる些細なことを漏らさずに聞き取る力です。そしてまた、その学生の答えに対しては感じたことがあれば、リアクションをキチンと返す姿勢。取り組みの誠実さです。この姿勢は我々は大いに見習うべきところだと思いました。

以下いくつかの審査コメントを抜粋します。学生の皆さんはそれぞれの企画に浜島さんがどう反応して何を聞いて来たかをリマインドして次回3rdプレゼンの企画に生かしてください。

■株式会社イトーキからの課題
『イトーキが創る次世代の働き方「XORK Style」(ゾークスタイル)の中小企業向けプロモーションとは』
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◉2年Cチーム 大型トラックに「XORK Style」空間を設置して、街に繰り出し人々にその空間を体験させる企画 「XORK HEVEN」
★浜島氏
「このトラック何トンですか?」
「XORK空間のデリバリーのアイデアはすごく良いと思います」

■株式会社ジェイアール東日本企画からの課題
『あなたは自社商品の広告展開を検討しています。
電車内や駅ナカの広告媒体と鉄道利用者のスマートフォンを活用して、
自社商品に対する興味関心や好意を獲得することを目的とした企画案を検討してください』
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◉2年Aチーム 企画名 「キャラステ character station」
★浜島氏 
「このインタラクティブなサイネージは、技術的に可能なんですか?」
「今回の提案は既存のメディアなのか、それとも新しく什器を作るのか?」
「スマホはどのように機能するのか?」

■株式会社資生堂からの課題
『これからのライフスタイルや消費行動をリードするであろう 「アクティブコンシューマー」をターゲットに、「動的」な資生堂を印象付けるマーケティング企画とは』
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◉3年Aチーム 企画名 「+iro」
★浜島氏 
「アクティブコンシューマーの定義をどう解釈したかをもう一度説明していただけますか。」
「+の意味は?」

◉3年Bチーム」 男女兼用化粧品ブランドの提案、企画名 「HANDY WORK」
★浜島氏
「この商品が解決することを端的に話してもらえますか。」
 「HANDY WORK」にした意味は?」

◉2年E チーム 企画名 「Joy.M」
★浜島氏 
(実際にメイクを施した学生に対して)「男性から見てメイクはどうですか?」
「新しい価値観を確立するための殺し文句=“トリガー”があると良い。」

■株式会社八芳園からの課題
『八芳園を日本の伝統と新しい文化の発信地として若者に周知するにはどうすればよいのか』
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◉3年Cチーム 八芳園が縁日で仮設の夜店を街中に出す提案 企画名「WA」 
★浜島氏 
「最終的にこれに触れた人が八芳園に行きたいという仕掛けは?」

◉2年Dチーム 八芳圓で十二単や束帯などの平安時代の衣装を着て、歌読みの宴を行う提案 企画名「恋宴—時をかける出会いー」
★浜島氏 
「みなさんは実際八芳園に行きましたか?」
「この企画をどうやってプロモーションするんですか?」
「みなさんはこういうイベントがあると行きたいと思いますか?」

◉3年 個人出展 八芳園で肝試しをやる提案 企画名 「怪談庭園」
★浜島氏
「これはカップルで行くことを想定しているのですか?」
「掴みはとてもチャーミングだと思います。」

■公益社団法人日本ユネスコ協会連盟からの課題
『(日本ユネスコ協会連盟の行う)教育支援の必要性を訴えかけるプロモーションとは』
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◉2年Dチーム ヒーローを起用したプロモーションの提案 企画名 「青空戦士ユネクガス」
★浜島氏
「企画を考えるにあたって、ユネスコさんが一番悩んでいることって何だと思いましたか?」
「学校に行けないない人は全世界で何人くらいいるのですか」
「このヒーローは何を解決するのですか」
「このヒーローに協力することで何をやっつけるのかというオブジェクトがあると良い」

◉3年Dチーム 企画名 「ユネコン —ユネスコフォトコンテストー」
★浜島氏 
「この企画は誰を助けるんだっけ?一番困っている人は誰で、その人はどのように、何に困っているのだろう?」
「日本では写真集は売れて1万部
最近一番売れたのは猫の写真集で4万部
従って、広げ方をどうするかが問題」

■ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社からの課題
「廃プラスチック問題に対し、これからスーパーマーケットはどう対応していくか」
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◉1年Aチーム 企画名 「Happy Life Bagの提案」
★浜島氏
「ターゲットを20代女性に選んだ理由は?」

◉1年Bチーム 企画名 「めざせぽっぷすとあ」
★浜島氏
「すでにエコバッグは世の中にあるが、この提案での違いは?」

◉1年Cチーム 企画名 「EECO EECO」
★浜島氏
「エコバッグデザインがいくつかありますが、それぞれの意図がありますか?」

◉1年Dチーム 「みんなのきっちん」
★浜島氏
「イートインコーナーもありますか?」
「この企画は1日にどれくらいお客さんをさばけますか?」

◉1年Eチーム 企画名 「iScream Project」
★浜島氏
「この写真とコピーを見ただけで企画がわかると良い。」

◉1年Fチーム 企画名 「MILK PACK BAG」
★浜島氏
「MILK PACK BAGについてもう少し教えてください。」

◉1年Gチーム 企画名 「ECO RENTAL」
★浜島氏
「これ買うこともできるのですか?」

◉1年Hチーム 企画名 「iDOBA(いどば)」
★浜島氏
「従来のイートインとの決定的違いは何ですか?」
「この企画のコンセプトがスパッとわかるビジュアルが必要。」

以上の浜島さんと学生達のやりとりから、今回の浜島さんの評価の基準をまとめると以下の内容が読み取れるかと思います。

1. ネーミングはその意味も含めてとても重要。
2. 企画内容が一瞬でスパッと伝わるビジュアルが必要。
3. 企画や提案する商品が誰に対して何を解決するものなのかが明解であること。
4. 企画の実現性がイメージ出来て伝わる提案であること。
5. プロモーションの仕組みが考案され。練り込まれ、提示出来ていること。
6. 以上を考案するにあたり、マーケティングがしっかりと出来ていること。

浜島さんどうもありがとうございました。
学生のみなさん、以上を踏まえて後期のプレゼンに臨んでみましょう。

表彰式編に続く

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