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絵を描くことは、今目の前にある現実を描きながら「探る」こと「環境から刺激される視覚情報によって、人の脳に思考が生まれる」という関係構造を理解すれば、対象を観ながら絵を描いて、実物と絵との違いを「よく観て絵を修正する」ことを繰り返していることに気づきます。そうすることで世界をしっかりと理解できるプロセスを理解できます。これが「探る」という行為です。この体験をすると「絵で描くように世界を見る」ようになります。これが「よく観る」という日常的な視覚情報のインプットにつながります。つまり世界をより広く深い情報領域で見られるようになるということです。

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