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情報進化は人の五感センサー100%反応を目指している<デジタル通信における情報量の進化>(1)文字(情報量少)<(2)モノクロ写真(情報量少し多い)<(3)カラー写真(情報量少し多い)<(4)動画(情報量多い)<(5) AR( バーチャルとリアルの連結) <(6) VR( バーチャルなリアリティ) <(7)感触や嗅覚の技術追及<(8)五感体験の再現<(9)現実(ダイレクト情報)(1)文字の段階は、文字の意味を理解して現実を脳内で類推する段階です。人による解釈差が大きく出てしまい情報伝達の劣化が激しく起こります。(2)モノクロ写真の段階で「視覚情報」をメディアで送るニーズに応えています。人による落差は少なくなります。(3)カラー写真で、より視覚情報の解像度が上がります。人による落差が縮まります。(4)音も加えた動画は圧倒的に情報量を増やし現実感が増します。(5) AR(現実拡張)のゲームが世界的にヒットしました。しかしその興奮が短かったのは、未体験の新しい現実を脳内再生できる程と感じなかったからかもしれません。(6) VA におけるCG が未だ稚拙であるにもかかわらず、現実感を味わったという体験者の感想が多いのは、かなり視覚情報に耐えうる情報量と適切な形態になってきたことを証明しています。(7)五感センサーとして嗅覚や触覚の技術進化も著しく、「ダイレクト情報と脳との関係性研究」も加速しています。これらはすぐにVR などに搭載されることになると思います。(8)バイクメーカーが発表した「ついてくるバイク」や、新鋭の家電会社の「おいしいコメを炊く電気釜」などの反響の大きさを観ると、おいしいとは何か?かわいいとは何か?感動とは何か?といった、人間が感じる「物と脳と感情の関係といった五感技術の研究」 を避けて通れなくなりました。(9)いちばん面白いのは現実であるということになります。現実を面白くないというのであれば、 現実からの情報を「自分の思い込みで劣化させている」という推測が成り立ちます。

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