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映画の読み解き方法(1)映画とは視覚情報に聴覚情報(最近は嗅覚や触覚をトライする4Dなどもありますが)を組み合わせて時間的に並べたものです。情報量が多く最もリアルな現実に近いもの、または現実に永久に近づいていこうとするものです。自分の人生とは異なる人生であっても、その感情に至るまでを時間を追ってロジカルに導かれると、リアルに体験することができます。映画を見て感じたことを、どうしてそう感じたのかというWhy? の眼で眺めることが読み解きの基本です。自分が揺さぶられた感情は、どのようなプロット(大きな構成)で導かれたのか?どのようなカメラワークや構図(コンポジション)が効果的だったのか。どのような効果音や音楽が感情を増幅したのか?その絵コンテまたはストーリーボードはどのようなものだったのか?映画1本からクリエイティブの神髄や国による考え方の差など、学べることが無限にあります。

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