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ファッションでカラーとトーン&マナーを読み解く(2)色理論を学ぶよりも、実際に色を使いこなしている世界、例えばファッションやアートから学んだほうが早いということです。特にヨーロッパのファッションショーの色使いからスタートするのが良いかもしれません。どのようなファッションなのかをまず映像でもよいから実際に見て、その色や素材で自分の感情のどこが刺激されたかを確認します。その刺激された感情の部分が、そのファッションが表現しようとするトーン&マナー、つまり世界観です。見た後にそのファッションの世界観をデザイナー自身が語っているような記事を読みます。自分自身が感じた感情とデザイナー自身のコンセプトとの「ずれ」を発見します。ここから色の学びが可能になります。
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