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ムードの演出(1)西洋の絵は印象派が登場するまでは、比較的外の世界を忠実に写実的に描いて、どれだけ再現性があるかを追求しています。現実を絵で再現する質的な思考法です。その考え方から注目した描画法が光と影です。光と影を用いれば、各段に絵の中に人や家具や部屋や木々を存在させることが可能でした。さらにそこに描いたさまざまな表情や感情もリアルに表現できると考えました。ピーテル・パウル・ルーベンス「聖母被昇天」出典Wikimedia Commons

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